「バイって、男女どっちも好きになる人でしょ?」
うん、それは確かに一つの定義。でも実際には、もっと広くて、もっと揺れがあって、人によって違う“バイセクシュアル”という在り方があります。
今回は、バイセクシュアルの基本から、周囲に理解されづらいもどかしさ、そして「自分って何者?」に悩む気持ちまで。知っておくと優しくなれる、そんな視点をご紹介します。
1. バイセクシュアルの定義とその幅
バイセクシュアル(Bisexual)は、「自分と同じ性別の人にも、異なる性別の人にも恋愛感情や性的魅力を感じる人」とされています。
ただし、“同じ or 異なる”という2つに限らず、性別の枠組みにとらわれない恋愛感情を持つ人も多くいます。
つまり、「男性も女性もOK」というより、「性別より“人”を見ている」という感覚に近い人もたくさんいるのです。
2. “どっちつかず”って言われがち?
バイセクシュアルの人がよく言われるのが、「迷ってるだけでしょ?」「いずれどっちかに落ち着くんじゃない?」という言葉。
でも、バイは「途中経過」でもなければ「通過点」でもありません。
ちゃんと、それ自体がひとつの確立されたセクシュアリティなんです。
3. 異性愛者にも、同性愛者にも否定されることも
悲しいことに、バイセクシュアルの人は時に「どっちの世界からも仲間外れ」にされるような気持ちになることがあります。
「異性愛者からは“同性愛者”だと思われ、同性愛者からは“ストレート”に見られる」——
その中間にいることが、見えづらくされてしまうんですね。
4. カミングアウトの難しさは“2倍”?
バイセクシュアルの人にとってのカミングアウトは、実はとても複雑です。
「同性も異性も好き」と言うことで、「結局どっちなの?」と混乱されたり、信じてもらえなかったりすることも。
異性も好きになるので、「言わなくてもなんとなく隠し通せてしまう」ため、言うより言わない方を選択してしまうことも多いのがバイセクシュアルです。
恋愛対象が“今”誰かによって、理解されるかどうかが変わってしまうのも、苦しさのひとつです。
5. “自分らしさ”にOKを出せることが大切
バイセクシュアルであることは、人によっていろんな形があります。
揺れ動く時期があってもいいし、「なんとなくこのままでも心地いい」という人もいる。
他人の枠に当てはめるより、自分自身に「これでいい」と思えることが、何よりも大事なことです。
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